VPNはVirtual Private Networkの略で、近年急速に広まった仮想ネットワークの技術です。
支社から本社に機密書類を安全に届けるために、どのような手段を選ぶでしょうか。
人ごみの中を歩いて届けると、機密書類の中身を覗き見されるばかりか、盗まれてしまうかもしれません。
専用の地下通路を作ると、確かに安全ではありますが、あまりに費用がかかりすぎます。
支社から車に乗って本社に届ければ、それほどお金もかからず、かつ他人と接触しないので盗難などの危険も回避できます。
例えて言うなら、VPNとはそんなようなものです。
歩いて届けるのがメールでファイルを転送する場合、地下通路が専用線、車がVPNに当たります。
専用線は安全性が保証される一方で、ランニングコストが高い上に距離や回線速度によって費用が上がることから、中小企業にとってはまさに「高嶺の花」でした。
さらに、専用線の場合基本的に1対1接続であるために1対多の接続を実現しようとする際にさらに費用がかかる欠点がありました。
VPNは開放されたネットワークであるインターネットを介することで大幅に費用を削減でき、1対多の接続も容易です。